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SONY ST-5130後期型 修理調整記録

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 ・2019年3月末、ヤフオクで後期型ジャンク品を入手しました。
 ・ウッドケースをST-5000Fに流用する目的でした。
 ・以下、整備記録です。

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■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
 ・製品カタログ 1971版
 ・Hifi Engine SONY ST-5130 AM/FM Stereo Tuner (1971-74)

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■動作確認------------------------------------------------------------

 ・ウッドケースは擦り傷が多いがそんなに酷くはない。
 ・フロントパネルに目立つキズは無く保存状態は良好。
 ・照明窓の内側に大量のホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
 ・とりあえず入手時の状態のまま電源オン。
 ・緑色照明が浮かび上がる、、でもガラス内部のホコリのせいで美しくない。
 ・若干の周波数ズレがあるものの名古屋地区のFM放送を受信。
 ・TメーターとSメーターは正常に振れている。
 ・STEREOランプが点灯しない。
 ・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信。

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■内部確認------------------------------------------------------------

 ・経年の埃を吹き飛ばして内部清掃。
 ・フロントパネルを分解清掃。
 ・パネル内側に「47 12 7」の印字、昭和47年(1972年)12月か?
 ・銀色のフレーム、ガラス板をピカピカに清掃。

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■修理記録:STEREOランプ交換-----------------------------------------

 ・STEREOランプが点灯しない、でも実際のステレオ感はある。
 ・調べてみるとステレオ分離は正常で単純な電球切れでした。
 ・大量に確保してある電球を移植して修理完了。

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■調整記録-----------------------------------------------------------

5130

【FMフロントエンド調整】
 ・OSC調整 → CT105,L105
 ・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
 ・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
 ・T201上段コア → 検波調整
 ・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
 ・T202 → D209電圧最大
 ・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
 ・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
 ・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
 ・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
 ・OSC調整 → CT302,T301
 ・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
 ・RT301 → AM Sメーター調整

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・今回はウッドケースが欲しかっただけですが、意外に正常動作品でした。
 ・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力ですね。
 ・以下の改造を施して保管品とします。

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■改造記録:FMアンテナ端子交換---------------------------------------

 ・FMアンテナ端子はF型ですが、端子サイズが微妙に小さいのが難点。
 ・そこで端子を通常品に交換しました。
 ・同軸ケーブルの接続安定感が大幅アップします。
 ・ついでに他の端子もパネルから外してピカピカに磨きました。

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■改造記録:メーター交換----------------------------------------------

 ・ST-5130オリジナルのメーターは照明を透過しないタイプです。
 ・同時期のST-5150では照明透過タイプのメーターが使われています。
 ・サイズと取り付け方法は同じなのでST-5150のメーターと交換。
 ・ちなみにST-5150Dのメーターには「MULTIPATH」の文字があるので使いません。
 ・ST-5130の電球は表面が緑色塗装されているので、電球ごと交換した方が良いです。

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