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FPGAチューナー 2号機(改)

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 ・2015年10月、FPGAチューナー2号機(改)がほぼ完成しました。
 ・そもそも 2号機 は3年前の2012年10月、1号機に続いて製作したものです。
 ・裸基板のままあちこち改造して10.7MHzの活用方法を研究しました。
 ・実験としては多くの収穫があって有用でしたが、その後は結局放置状態に、、
 ・そんな不遇な 2号機が最新フルカバレッジ版として生まれ変わりました。

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■FPGAバージョンアップ------------------------------------------------

 ・後述のフロントエンド基板と接続する前提で 林様にFPGAの書き換えをお願いしました。
 ・1号機の基板と一緒に林様に送付、書き換わった基板が返送されてきました。
 ・2号機用に水晶発振器(69.12MHz、@1,000円)の頒布もお願いしました。
  <登録8局>
   ・10.7MHz 実験用
   ・77.8NHz ZIP-FM
   ・78.9MHz FM三重
   ・79.5MHz Inter-FM
   ・80.7MHz FM愛知
   ・82.5MHz NHK-FM 名古屋
   ・92.9MHz 東海ラジオ(FM補完放送)
   ・93.7MHz CBCラジオ(FM補完放送)

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■フルカバレッジ用フロントエンド基板----------------------------------

 ・私の技量ではフロントエンド部の改造作業は到底無理です。
 ・そこで港北ネットワークサービス社のフロントエンド基板(完成品)を購入しました。
 ・接続用の端子付き同軸ケーブル、電源ケーブルが付属で税込送料込み8,000円。
 ・詳しい説明書、基板固有の測定データも同梱でした。

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■FPGAチューナー基板改造----------------------------------------------

 ・購入したフロントエンド基板を接続するためのオリジナル基板改造です。
 ・オリジナル基板のフロントエンド部を切り離すため R102,R106,C114を外す。
 ・T201 にフロントエンド基板からの同軸ケーブルをはんだ付け。
 ・旧水晶発振器(73.728MHz)取り外して新水晶発振器(69.12MHz)に交換。
 ・作業はこれだけですが、水晶発振器の取り外し作業は結構難易度が高かったです。
 ・将来的にはオリジナル設計のフルカバレッジ用基板の登場を期待します。

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 ・はんだ作業を終えて仮配線で動作確認。
 ・DIPスイッチの切替操作で登録した8局が受信できました。
 ・この時点で試験放送中だったFM補完放送も受信OK。
 ・良かった~、ホッと一安心。

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■The Nice Control RE2 for FPGA tuner製作-----------------------------

 ・フルカバレッジ版FPGAチューナー用コントローラです。
 ・ひろくん様から書き込み済み PIC16F886 とオリジナル基板をお譲りいただきました。
 ・指定部品を調達して組み立て完了。
 ・LCDに仮接続して動作確認、、ところが何も表示されない、、
 ・一瞬焦りましたが、基板上のVR1でLCDの濃淡調整してOK。

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■専用ケース製作------------------------------------------------------

 ・手元に奥行15cmの1Uラックトレイが余っていたのでこれを活用しました。
 ・ラックトレイ前面にアルミL字材(12mm×12mm×1mm)でフレーム製作。
 ・スイッチを載せる基板、LCD基板、ロータリーエンコーダを載せる基板を配置。
 ・LCD基板の高さは45mmで 1Uラックにピッタリサイズです。
 ・一方ひろくん様の専用コントローラー基板は高さが50mmあります。
 ・設計通りにLCD基板の背中にセットすると残念ながら 1Uラックに収まりません。
 ・そこでラックトレイ上に他の基板と並べて平置きしました。
 ・LCD基板とはコネクタ付フラットケーブルで接続しました。

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 ・フロントパネルはTRIO KT-990やKT-900のガラスパネルをイメージして作ってみました。
 ・といっても2枚のアクリル板を重ねただけです。
 ・1枚は2mm厚の透明アクリル板にLCD用の窓を開け、裏面に銀色のスプレー塗料を塗布。
 ・その前面に3mm厚のアクリル板(透明スモーク)を重ねました。
 ・2枚重ねて固定してからドリルでスイッチ用の穴あけ。
 ・パネル文字はイラストレーターで制作して透明フィルムシートに印刷。
 ・シートを2枚のアクリル板に挟んでセットすると文字に不思議な奥行き感を演出できます。
 ・あとLCD前面に東急ハンズで買った偏光フィルターを切って貼り付けました。
 ・LCD表示のギラツキが抑えられて落ち着いた感じになります。
 ・仕上げは SONY ST-5150 から部品取りしてあったチューニングつまみを2個並べて装着。
 ・最終的に奥行20cmの1Uラックケースに収納しました。

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 ・穴あけ位置は見事にピッタリでしたが、LCDの窓開け位置が予定より3mmほどズレました。
 ・正面から見るとちょっと不細工ですが、でも上々の出来栄えと自画自賛です。
 ・あとはリモコン受光発光部の製作、背面パネル製作、電源周りの整理が宿題。
 ・このままでもいいかなと思いつつ、残作業を進めてみます。

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■試聴--------------------------------------------------------------

 ・ボタン操作や選局操作は問題なし。もちろんFM性能に文句なし。
 ・10月から本放送が始まったFM補完放送もバッチリ受信OK。
 ・名古屋地区のFM補完放送は岐阜県境にある三国山から送信されています。
 ・ここは昔、RADIO-i(愛知国際放送)が79.5MHzで送信していた場所。
 ・自宅から三国山までは直線距離で約33km、電波強度はさすがにちょっと弱め。

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