・2015年GW、ソニー製の古いチューナーを探してHO巡回しました。
・最近は目ぼしい出物はないですね。あっても異常な高値でビックリ。
・そんな中で見つけたのはST-5090のジャンク品。
・今修理中のチューナーに使える部品があるかも? そんな期待でした。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 SONY ST-5090 ¥34,800(1975年頃)
・ソニーカタログ(1974年5月版)より抜粋
■動作確認------------------------------------------------------------
・白木のウッドボディは珍しいですね。「ローレンス・オーク仕上げ」とか、、
・ボディ全体の汚れを落とすときれいな木目ボディが蘇りました。
・フロントパネルにも目立つキズ無し。
・電源コードの印字 1974。
・FMアンテナを接続して電源オン。照明窓の左端が暗い。電球切れ?
・Sメーターランプ点灯OK。指針もオレンジ色に輝く。
・FMポジションランプが点灯しない。AMポジションランプは点灯OK。
・FM放送受信OK。周波数ズレはほとんどなし。STEREOランプ点灯。
・AMも受信OK。AMバーアンテナを内蔵しているのか?
■内部確認、修理調整など----------------------------------------------
・すぐにAM用の大きなバーアンテナが目に付きます。
・FM3連AM2連、小さなフロントエンドユニット→CF2個→レシオ検波
・MPX部はディスクリート構成。調整用VRは1個だけ。
・期待していたパーツは無かったですが、一通り整備してみました。
・フロントパネル裏側「49.7.2」→昭和49(1974)年7月2日?
・周波数窓の電球(8V0.3A)交換。
・FMポジションランプ交換。
<各部調整>
・IFT101:FM IFT
・IFT201:レシオ検波調整
・L301:L+R信号→Lch最大
・RT501:セパレーション調整
■試聴-----------------------------------------------------------------
・FM/AMとも正常動作します。
・FM放送はそこそこ。AM放送は音が太くて良い感じです。
・1974年5月版カタログに ST-5000F がまだ載っていましたよ。