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TRIO KT-8001 (3)

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■これまでの作業記録--------------------------------------------------

 ・TRIO KT-8001(1) 2013年09月28日
 ・TRIO KT-8001(2) 2013年10月06日

Kt800152

■部品交換記録--------------------------------------------------------

 ・追加メンテナンスとしてトランジスタ、コンデンサなど合計42個交換しました。

【電源トランスの絶縁油漏れ?】
 ・電源部基板を外して裏返す。
 ・うわっ、何これ、、こってり油のかたまり? ベタベタです。
 ・真上にあるトランスからコードを伝って流れてきたようです。
 ・ティッシュで拭き取るとこんな感じ、、
 ・これを見ちゃうと、、長時間の連続稼動が怖くなりました。

Kt800161Kt800165Kt800166Kt800167Kt800168

【電源基板】本体裏側
 ・C1:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
 ・C2:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
 ・C3:1000uF/35V → 1000uF/50V
 ・C4: 470uF/25V →  470uF/50V
 ・C5: 100uF/25V →  100uF/50V
 ・C6: 100uF/25V →  100uF/50V
 ※C1,C2オイルコンデンサ→メタライズドフィルムコンデンサに交換

Kt800169Kt800170Kt800171Kt800173Kt800175

【IF基板、MPX基板、AUDIO基板、SUB基板】
 ※特記事項のみ
 ・IF基板 C78:3.3uF/16V(BP) → C78だけバイポーラ型でした
 ・IF基板 C47:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換
 ・SUB基板 C10:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換

Kt800184Kt800177_2Kt800178_3Kt800180_2Kt800181_2

■各部受信調整--------------------------------------------------------

 ・各部の調整をやり直しました。特にMPX部は念入りに、、
【MPX部】
 ・TPから信号を拾ってWaveSpectraにて測定
 ・MPX基板:L1,L2,L5 → TP(E)19kHzのピークを最大へ
 ・MPX基板:L3,L4 → TP(F)19kHzのピークを最大へ
 ・MPX基板:VR2 → STEREOランプ点灯する位置へ

■試聴----------------------------------------------------------------

 ・部品交換&再調整によって音質はずいぶん改善できました。
 ・セパレーションは約30dBから約40dBまで改善しました。
 ・「サー」という高域ノイズが気にならなくなりました。
 ・BGM用途なら十分使えると思います。
 

Kt800151

 ・<おまけ>最近調整したTRIO製チューナー3台(KT-8001、KT-7500、KT-1010)番付。
   KT-1010 >> KT-7500 > KT-8001
 ・シンセチューナーと比較しても何ですが、、やはりKT-1010の圧勝でした。


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