■これまでの作業記録--------------------------------------------------
・TRIO KT-8001(1) 2013年09月28日
・TRIO KT-8001(2) 2013年10月06日
■部品交換記録--------------------------------------------------------
・追加メンテナンスとしてトランジスタ、コンデンサなど合計42個交換しました。
【電源トランスの絶縁油漏れ?】
・電源部基板を外して裏返す。
・うわっ、何これ、、こってり油のかたまり? ベタベタです。
・真上にあるトランスからコードを伝って流れてきたようです。
・ティッシュで拭き取るとこんな感じ、、
・これを見ちゃうと、、長時間の連続稼動が怖くなりました。
【電源基板】本体裏側
・C1:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
・C2:0.01uF/630WV → 0.01uF/630WV
・C3:1000uF/35V → 1000uF/50V
・C4: 470uF/25V → 470uF/50V
・C5: 100uF/25V → 100uF/50V
・C6: 100uF/25V → 100uF/50V
※C1,C2オイルコンデンサ→メタライズドフィルムコンデンサに交換
【IF基板、MPX基板、AUDIO基板、SUB基板】
※特記事項のみ
・IF基板 C78:3.3uF/16V(BP) → C78だけバイポーラ型でした
・IF基板 C47:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換
・SUB基板 C10:0.68uF/25V → タンタルコンデンサに交換
■各部受信調整--------------------------------------------------------
・各部の調整をやり直しました。特にMPX部は念入りに、、
【MPX部】
・TPから信号を拾ってWaveSpectraにて測定
・MPX基板:L1,L2,L5 → TP(E)19kHzのピークを最大へ
・MPX基板:L3,L4 → TP(F)19kHzのピークを最大へ
・MPX基板:VR2 → STEREOランプ点灯する位置へ
■試聴----------------------------------------------------------------
・部品交換&再調整によって音質はずいぶん改善できました。
・セパレーションは約30dBから約40dBまで改善しました。
・「サー」という高域ノイズが気にならなくなりました。
・BGM用途なら十分使えると思います。
・<おまけ>最近調整したTRIO製チューナー3台(KT-8001、KT-7500、KT-1010)番付。
KT-1010 >> KT-7500 > KT-8001
・シンセチューナーと比較しても何ですが、、やはりKT-1010の圧勝でした。