・2021年5月初め、ST-5130の故障機を入手しました。
・ウッドケース付きの個体に遭遇したら壊れていても「即、確保!」です。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 SONY ST-5130 ¥69,800(1972年頃)
・製品カタログ 1971版
・Hifi Engine SONY ST-5130 AM/FM Stereo Tuner (1971-74)
■動作確認------------------------------------------------------------
・照明窓の内側にホコリが積もっているが分解清掃すればキレイになりそう。
・右サイドの緑色照明が浮かび上がる、、でも左サイドは電球切れ。
・FMアンテナを接続して名古屋地区のFM放送を受信。
・TメーターとSメーターは正常に振れている。
・STEREOランプが点灯しない。実際のSTEREO感も無いような?
・背面バーアンテナで名古屋地区のAM局を受信。
■修理記録:照明電球交換----------------------------------------------
・フロントパネルを分解し経年の埃を吹き飛ばして内部清掃。
・切れていた正面右側の照明電球交換。
・銀色のフレーム、ガラス板をピカピカに清掃。
・ライトアップされた緑色の周波数目盛がキレイに浮かび上がります。
・STEREOランプが切れていたので交換。
・後述の調整でSTEREOランプ点灯しました。
■修理記録:電源回路電解コンデンサ交換-------------------------------
・電源回路の電解コンデンサを交換しておきました。
・C701:470uF/50v
・C702:220uF/25v
・C703: 47uF/16v
■調整記録-----------------------------------------------------------
【FMフロントエンド調整】
・OSC調整 → CT105,L105
・トラッキング調整 → CT101,CT102,CT103,CT104 / L101,L102,L103,L104
・IFT調整 → IFT101
【レシオ検波調整】
・T201上段コア → 検波調整
・T201下段コア → 高調波歪調整
【MUTING調整】
・T202 → D209電圧最大
・RT202 → MUTINGレベル調整
【Sメーター調整】
・RT201 → FM Sメーター調整
【MPX調整】
・T401 → スイッチング信号調整(※SUB信号注入 → Lch出力最大)
・RT401 → セパレーション調整
【AM調整】
・OSC調整 → CT302,T301
・トラッキング調整 → CT301,L801(バーアンテナ内コイル)
・RT301 → AM Sメーター調整
■試聴----------------------------------------------------------------
・オールドチューナーは美しい照明窓が最大の魅力ですね。
・薄暗い部屋でいつまでもボーっと眺めていられます。
・最近はLED化の流れですが、、
・予備球があるうちはオリジナル電球に拘っていきます。