Quantcast
Channel: BLUESS Laboratory
Viewing all articles
Browse latest Browse all 568

ONKYO Integra T-466

$
0
0

 ・2015年5月末、チューナー修理のご褒美としてT-466をいただきました。
 ・経年の汚れがあるもののキズはほとんど無く状態は良さそうです。
 ・外観は同時期の上位機 T-455 とそっくり。
 ・さて、両機の違いは何でしょう?

T46603

■製品情報------------------------------------------------------------

 ・オーディオの足跡 ONKYO Integra T-466 ¥44,000(1971年頃?)
 ・海外版の情報は見当たりません。

T46602T46611

■動作確認------------------------------------------------------------

 ・電源コードの印字「1973」
 ・ブロンズ色のアルミ製フロントパネル、ウッドボディともに目立つキズは無い。
 ・電源オン。青緑色の照明窓が浮かび上がる。二つのメーター照明点灯。
 ・指針照明点灯して赤く輝いています。
 ・「FM」「AM」のポジションランプが点灯しない。電球切れか?
 ・Sメーター最大位置とTメーター中央位置が少しずれる。
 ・+0.2MHz周波数ズレ。STEREOランプ点灯。MUTING動作OK。
 ・背面バーアンテナを使ってAM受信OK。
 ・可変出力VRに多少のガリあり。
 ・電球切れ以外に顕著な不具合は無さそうです。

T46604T46605T46606T46613T46614

■内部確認------------------------------------------------------------

 ・ウッドボディを開けると内部は大量に積もったホコリ。
 ・清掃のためフロントパネル分解。
 ・フロントパネルの構造は上位機のT-455と共通でした。
 ・「FM」「AM」のポジションランプは電球切れではありませんでした。
 ・元から電球がなかったです。上位機455と同じ位置に取り付け穴だけありました。

T46650T46651T46652T46653T46656

 ・FM4連AM2連バリコンユニット→IF回路→レシオ検波→ディスクリートMPX
 ・上位機T-455と比較すると回路構成、基板の様子は全く異なります。
 ・背面パネル「AUDIBLE」スイッチ
 ・オンにするとマルチパスV信号が可変出力R端子から聞こえます。
 ・回路図で確認、実機で動作を確認しました。

T46630T46631T46632T46633T46634
T46635T46636T46637T46638T46639
T46640T46641T46642T46643T46644

■調整記録------------------------------------------------------------

【レシオ検波調整】
 ・何も受信しない状態 L105上段コア調整→Tメーター中央
【FM OSC調整】
 ・90MHz TCo調整→Sメーター最大
 ・76MHz Lo調整→Sメーター最大
【FM受信調整】
 ・90MHz受信 TCA,TCR1,TCR2調整→Sメーター最大
 ・76MHz受信 LA,LR1,LR2調整→Sメーター最大
 ・83MHz受信 IFT→Sメーター最大
【検波歪み調整】
 ・L105下段コア調整→二次高調波最少
【セパレーション調整】
 ・STEREO信号→L201調整→D201電圧最大へ
 ・L+R信号送信→L202調整→Lch出力最大へ
 ・R223→セパレーション調整
【MUTING調整】
 ・R704→MUTING作動位置調整
【AM調整】
 ・受信調整 フロントエンドAM1,AM2、L-107、バーアンテナ内部コイル

T466algn

■T-455、T-466記念写真------------------------------------------------

 ・外観、スイッチ類の配置、機能は上位機T-455と同じです。
 ・ブロンズ色のフロントパネルに白文字の組み合わせが特徴的。
 ・赤く光る太めの指針も良いアクセントになっています。
 ・背面パネルはM型のFMアンテナ端子以外は両機同じです。

T46620

T46621T46622T46623T46624T46625

Viewing all articles
Browse latest Browse all 568

Trending Articles