・2018年6月末、YAMAHA製シンセチューナ T-750 が届きました。
・初体験機種なので楽しみです。
■製品情報------------------------------------------------------------
・オーディオの足跡 YAMAHA T-750 ¥39,800(1983年発売)
■動作確認------------------------------------------------------------
・ボディに多少の擦り傷、経年の汚れが染みついた感じ。
・75ΩのFMアンテナ端子が特殊形状で接続しにくい。
・電源を入れてみると赤色周波数表示、メモリボタンも赤色表示。
・オート選局で名古屋地区のFM局を受信する。
・ただ -0.1MHzズレた位置で受信することがある。
・ステレオランプ点灯しない。実際のステレオ感が無い。
・Sメーターは2段階の緑色LED表示。2段階ではちょっと物足りない
・REC CALトーンOK。ノイズフィルタースイッチの効果が不明。
・付属ループアンテナで名古屋地区のAM局を受信。
■内部確認------------------------------------------------------------
・小さなFMフロントエンドユニット
・3連バリキャップ → CF → IFアンプ → レシオ検波
・IC105:LA3380
・登録したメモリ内容を1週間保持していました。
■調整記録------------------------------------------------------------
【VT電圧確認】
・フロントエンドユニット背面のVT端子 → 電圧計セット
・90MHz → 21.6V ※確認のみ
・76MHz → 2.5V ※確認のみ
【フロントエンド調整】
・TR151-B → 電圧計セット ※Sメーター電圧
・76MHz受信 → L1,L2調整 → 電圧最大 ※実際の調整は難しい
・90MHz受信 → TC1調整 → 電圧最大
・83MHz受信 → IFT調整 → 電圧最大
【レシオ検波調整】
・T.M.~NVCC → 電圧計セット ※Tメーター電圧
・83MHz受信 → T104調整 → 電圧ゼロ
・83MHz受信 → VC101調整 → 高調波歪最小
【VCO調整】
・VR104 → 周波数カウンタ接続
・83MHz ST信号受信 → VR104調整 → 76kHz
【パイロット信号キャンセル調整】
・83MHz ST信号受信 → VR103調整 → 19kHz漏れ信号最小
【ステレオ歪調整】
・83MHz ST信号受信 → フロントエンドIFT調整 → 高調波歪最小
【セパレーション調整】
・83MHz ST信号受信 → VR101調整 → Rch信号最小
・83MHz ST信号受信 → VR102調整 → Lch信号最小
【IF OFFSET調整】
・基板上の印字 F.FINE 間をダイオードを介して接続 ※写真参照
・83.0MHz受信 → 周波数表示 83.0 → 29.9、30.0、30.1 と表示される
・VR105調整 → 30.0 安定するよう調整
【AM調整】
・TR151-B → 電圧計セット ※Sメーター電圧
・630kHz受信 → T101調整 → 電圧最大
・1440kHz受信 → VC102調整 → 電圧最大
・1080kHz受信 → T103調整 → 電圧最大
【REC CAL】
・調整不可のため確認のみ、301Hz/-6dBの信号が出ていました。
■試聴----------------------------------------------------------------
・薄型ブラックボディに赤色表示が精悍な印象です。
・ただSメーターが緑色LEDで2灯式なのがちょっと物足りない?